ヘナでカラーリング


今回は実際にヘナで染めたらどんな色?

というのを、わかりやすくお伝えしたいと思います。

こちらが実際に人毛を染めたところです。


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まず、右の毛束。

一度脱色しています。

上部は何もしていない元の毛色です。

それを色を抜いただけの状態です。ここまで明るくしてみました。

 

真ん中、左の毛束も下処理として、右と同じように最初に色を抜いてあります。

 

真ん中。

ヘナのみで染めてあります。

加温をして約20分程度でこのくらいに染まります。

この染まり具合も使用するヘナにより変わります。

こちらで使用しているヘナは、トリプルAランクも物ですので、毛を染める成分ローソン(ローソニア)の含有量も厳しくチェックされ、1.8%以上と決まっています。

ですので、短時間でこれだけきれいに染めることができます。

(ヘナの染まり、品質のランクなどはこの含有量で全く違ってきます。)

 

 

左。

真ん中と同じ行程で染めて、その後にインディゴを中心としたヘナ以外の薬草でさらに染めています。

このヘナ→インディゴの2行程を踏む染め方は白髪染めで使用しています。

ヘナのみだと写真のように発色の良いオレンジになります。

これは、ご覧の通りに地の髪色により変わります。黒髪だとほぼ変わりませんが、白髪だと色味がはっきりわかります。

ですので、オレンジ色を落ち着かせるためにインディゴなどの藍色を被せる事によりブラウンに落ち着かせます。

 

そして、ヘナは数十分で染まるのに対し、インディゴは発色するのに48時間かかります。

ですので、染めたてはオレンジは落ち着きますが、ブラウンまでの色味は出ずベージュっぽい色に染まります。

写真の毛束は染めてから48時間以上経ったものです。

 

 

ですので、世に出回っているヘナやハーブカラーと言われる物にも色々あり、あえて化学染料を混ぜて短時間でそして持ちをよくしようとする物もあります。

 

それぞれ役割がありますので、それはそれでありだと思います。

(100%ヘナと偽って、実はこっそり色んな物を混ぜているとかはもはや論外ですが)

 

lokaでは、ヘナはせっかくナチュラルな物ですし、そこはヘナのヘアカラーとしてだけの役割だけでなく、薬草としての働きも考えて、混じりっけなしの高品質の物をあえて選んで使っています。

lokaの中のナチュラル担当と言った所です。

 

 

最後に余談ですが、私もヘナを数ヶ月使ってみての感想ですが、元々は細い直毛でしたが、年を重ねるごとに髪質も変わりだいぶ癖毛に変化してきているのですが、それがヘナを使いだしてからはまた真っ直ぐに戻ってきた感覚です。

それは、ヘナがヘアマニキュアのように髪をコーティングしてくれるからなのですが、なかなか面白いです。

抜け毛がそう言えば、少し前まではカーラーを巻いたように毛先がクルクルクルーとしていたのに、最近は真っ直ぐに近いですね。

毛の太さは変化は感じられませんが、形状に変化ありと言うかんじです。

 

ですので、ヘナは白髪染めとしてだけではなく、ヘアトリートメントとしてもオススメなのです。

髪を落ち着かせたい場合などもオススメです。